ヒカルとアキラに共通点があるとしたら・・・・それは囲碁かの事だろう

はいわゆるヒカルとアキラを繋ぐ存在
二人の会話を成立させるのが役目といっても過言でない
三人揃えばそこには最強の世界ができあがる


■ ヒカルのトーヤはアキラの事


「ヒカル?あんたって馬鹿よね」
思ったとおりの言葉を言ってやったらなんだよそれーとヒカルはむくれた
「勝てない勝負に首突っ込むとはね・・・ご愁傷様。」
だってさ、あんたのライバル名人じゃん
そりゃもうどうしたって勝てないだろ・・・
本だしてるくらいなんだから
トーヤのこと勉強したの?あいつ有名人だからなー。」
そりゃ名人なら有名だろ、やっぱヒカルってアホだ
「どーでもいいけどさ。ヒカルがライバル意識燃やしても受け止めてくれないんじゃない?」
「あいつは俺のライバルっ!」
「はいはいもういいや。言うだけタダだし何度も聞かされたし。それより院生のほうどうなの?」
「なんか最近勝てねーんだよ。半目差とかでさ。昨日なんか俺半目で負けるユメ見たぜ。」
「じゃぁおまじないとかやってみれば?気休めだけど。」
「効くのかよそれー。」
ヒカルは不審な目でこちらを見やる
「そんなの知らないわよ。神頼みとおんなじレベルなんじゃない?」
とりあえず手のひらに人人人って書いてパクっと呑みこめとアドバイスしてやったのに
それは緊張を解くまじないだろーっとつっけんどん
だいたいまじないなんてもんは心の持ちようだ
「手のひらに俺は勝つとでも書いてみれば?」
。なんかてきとーに答えてるだろっ。」
「あったりまえじゃない。真面目に答えろっていう方がどうかしてるわ。」
そうでしょと問い返してみればヒカルはそりゃそうだなっと笑う
さっきまで落ちこんでたみたいだけど幾分すっきりさっぱりしたようだ


しばらく経った頃ヒカルは私の家まで押しかけてきた
その上尋常じゃない笑みを浮かべて勝ったぜ俺と叫びだした
どうやらヒカルは手にはんこを押して白星マークにしたらしい
おまじない効いたぜって効果のほどを自慢げにしゃべりだして止まらない
親に頼まれた買い物にヒカルも付き合わせて報告を聞くことにした
その報告によるとどうやらヒカルは最近ずっと負け続けだったらしい
明日も絶対勝てるぜとか言っていつまで勝ちつづけられるのやら・・・
ヒカルは負けた時にはほとんど報告に来ないのだ
そのくせ勝つとやろうやろうと言い出す始末
そんなこんなで今日も囲碁に誘われる
そろそろプロ試験が始まるんじゃなかったか
私と囲碁などやってる暇などないだろうと断るとヒカルと私は言い合いになった
「暇なかったら俺買い物なんて付き合わねーよっ!」
「買い物付き合うの嫌なわけ?っていうかあんたがついて来たんでしょ?」
「暇なんだからしょーがないじゃん。だからさっさと帰って囲碁やろうぜ囲碁っ!」
「だいたいなんで私なのよ。プロになろうってやつが弱いやつとやってどうすんのよ。
それにこないだ初めて囲碁やったっていう人に勝負持ちかけるワケ?」
「あ!おまえいつ囲碁なんかやったんだよ!俺とはやってくんないくせにっ!
ずりーっ!俺に黙ってただろっ!?」
「ヒカルっ!あんたトーヤに追いつきたいんでしょ!?」
そのひとことで今日は諦めてくれたらしい
よっぽどトーヤが好きなのね
ヒカルがプロになったらアキラのおじさんも苦労するわ
トーヤは俺のライバルですって売り文句どうなのかしら
世間はひくわ・・・トーヤ名人ご愁傷様(祈)
せめてアキラがライバルならなぁ・・・
「ヒカル・・・・・やっぱトーヤは相手にしてくれないよ。」
「いいの!それでも俺が好きでやってんだから。それよりおまえ誰と囲碁やったんだよ。」
「ヒカルのライバルの息子。」
「え??トーヤに会ったの?っていうかあいつ子供いんの?同じ年だぜ?」
「同じ年に見えたらヒカルの目腐ってるよ?」
さすがにあの威厳漂うおじさんが同じ年ってことはないだろう
アキラは同じ年っぽいけど
グルグルしてるヒカルを尻目に私はふと疑問を覚えた
あれ?ヒカルの言うトーヤってアキラの事???



その時私の名を呼び近づいてくるひとつの姿を見つけた
その人物はさきほどまで噂していた当のアキラ
噂してるとでてくるっていうからなぁ・・・
さんっ!進藤に近づいちゃだめだっ!!」



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