ヒカルとアキラに共通点があるとしたら・・・・それは囲碁かの事だろう

はいわゆるヒカルとアキラを繋ぐ存在
二人の会話を成立させるのが役目といっても過言でない
三人揃えばそこには最強の世界ができあがる
しかしそれはヒカルがプロになってからの話


■ 三人組


離れてとアキラは強引にヒカルと私の間に割って入る
私はアキラの背に隠されてアキラはヒカルにこう言い放つ
さんに近づくなっ!」

「「・・・?・・・」」
私もヒカルも唖然とするだけ
とにかくどうなってるのかわからない
はたからみれば私はアキラに守られているようだ
「トーヤっ、なんなんだよコレッ!」
ヒカルは当然といえば当然の疑問を投げかける
アキラはその質問には答えずヒカルを睨みつける
ヒカルはアキラの迫力に気圧された
ヒカルは負けじと言い返す
「俺の前に現れないって言っただろ!?」
どうやらヒカルとアキラは面識があるようだ
どーなってんだよっ!」
どーしてと言われてもそんなの私にもわからないし・・・
アキラは振りかえり私に言う
「だめだよ。こういう変な人に近づいちゃ。」
俺ってそんなに変かよとうしろでヒカルは顎に手をあてて考え込む
だした答えはの方がよっぽど変だぜという呟き
それに反応したかのようにアキラは目をギラギラさせる
「君は僕の友達を侮辱する気かっ!?」
ヒカルは奥歯をかみしめ拳を握る
「・・・・っ・・」
さん。こんな失礼な人を相手にしてはいけないよ。もう行こうか。」
アキラは私の腕をつかみその場から連れていこうとする
その握力はイメージから想像できないほど強かった
そのときもう片方の手が何かに捕らえられる
「待てよ・・・」
ヒカルだ

は俺の友達。トーヤのじゃないよ。」
「ふざけるなっっ!」
「あの・・・ふたりとも・・・」
私が間に入ろうとすると二人とも同時にこちらを見やる
さきほどまでの形相はどこへやら
二人とも「「なあに?」」とニッコリ微笑む
ヒカルとアキラは一瞬見つめあいそしてフンと目をそらした
ヒカルは腕を組んでまたさっきのセリフを繰り返す
は俺の友達。」
そう言われたアキラはほんとなの?と目で私にうるうると訴える
私が頷くとアキラはすべてを理解したかのようにだったらと腕を組んでヒカルに向かって言い返す
さんは僕の特別な友達だよ。」
「悪いなトーヤ。は俺の親友なんだかんな。」
「ふっ。残念だけどさんは僕の囲碁相手なんだよ。君じゃ一生相手にならないよ。」
と囲碁やったことあんのかよっ!?・・・へーんだっ。は俺の恋人だかんな。」
「じゃぁ僕はさんと婚約するよ。」
「俺だって婚約してやるよ。」
「なら僕はと結婚する」
「別にいいぜ。俺、を愛人にするから。」
あるとこないこと好き勝手いいやがってこいつら・・・・・
買い物してきたスーパーの袋からねぎを取り出し
エスカレートしていく二人を叩いてやった
「二人ともただの親友だコルアッ!!・・・・スパコーン!」
ネギ・・・??
というようにヒカルとアキラはハタかれて折れたブツをみる
しばらく二人とも放心していたようだが我に返ると哀愁を漂わす
「親にも叩かれた事ないのにぃっっ・・・!」
アキラははぅっと現実逃避をする振りをする
「俺なんかしょっちゅうだよっっ!」
ヒカルはぐさっとキヅついた振りをしてアーメンと祈る
それからふたりともまた闘志を剥き出しにし始めた
というより今度は相手のお家事情に羨ましがるといった風で見ていられない
果たして二人とも喧嘩しているのか仲がいいのか
私の理解できる範囲を超えている
ちなみにコノ時通りすがった猿似のおじいさんが新たな波がとポツリと洩らした事は無視しておこう
この事件がきっかけで三人はよくつるむようになり始めた





了--あとがきへ
next



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送