第三話 好きなこと


編入試験も無事(?)終わり。
はテニスコートへ向かっている。
だがここで問題がひとつ。
案の定テニスコートの場所を知らないのである。

しまったー!!待たせとけばよかったぁー
もうすぐ終わるって言ってたからなー
国光のテニス見たい!でも間に合わないかも
もったいないことしたー!!見たかったのに
とりあえず校舎にはないことは確かだ・・・・・・
まいっか!探しましょん

当然といえば当然
場所などわかるはずがない
学校広しといえどもコートが校舎になどあるはずがない。
はうまい具合にあたまの切り替えがはやい。
じつにあっさりしている
もうすでに探検モードに入っている
ターゲットはコート
テケテケテケ・・・

校舎をでてまず時計回りに校庭を探していくことにした
校内にあるはずだ
多分。自信はないが
出張コートだったらどうしよう!
そしたら今日家に帰れない!
これはなんとしてでも国光を探さねば!!
しまったなぁ・・・もう迷子になった気分だよ
テクテクテク・・・
おんやぁ〜?コート発見。発見でござるよ!
ってことは校内にあるってことで、国光は探せばいるってことか。
心配解決!あ〜すっきり
しかしまぁだぁ〜れもいないようですね
終わっちゃった?
ん?そのとなりのコートにだれかいる・・・・・
女の子がコートで打ち合いをしている
楽しそうだなぁ
いいなぁやりたい・・・・・
国光の姿はどこにも見えない
ほんとにここ?


テニスラケットをもった男の子が近くを走って通りすぎた
おや?ここのコートには用がないのか?
観察していると奥のほうへ行ってしまった
きになる行ってみよう
さすがは 、行動派だったりする
この際コートはどうでもいい
ターゲットは国光!

とりあえず奥に行ってみる
すると向こうにコートがあるではないか
さっきの竜崎先生までいるしっ!!
使えるかも?聞けばいいんじゃん
国光に用事があるって言ってたな
だったら今どこにいるのか知ってるかも
「おや?やっと来たのかい。ちょうど終わったとこだよ。」
「え〜っ!!」
今聞こうと思ってたのに聞く前に答えられちゃったよ
それにコートってここだったのかっ!
なんてわかりにくいんだ!
なんで終わっちゃうんだ!
「終わるのを待ってたんじゃないのかい?」
「それもそうだけどテニス見たかったんですよー。」
あ〜あ〜くにみつ〜の〜プレイー♪
「来るのが遅かったね。」
「ちぇーっ!せっかくはやく終わらせたのにぃ。」
ちっくしょう!あの数学バカ教師め
時間を返せ
「なんだ 。テニスを見るためにあんなことしたのかい。」
ぎ、ぎくぅ〜
バレてるよ
バレテルぜ
「だって楽しみで。そしたら試験の終了まで昼飯タイム無しだっていうし〜。」
ええさっさとおわらせてきましたよ
それはもう超特急で
「あっはっは。」
「笑ってる場合じゃないって。国光のプレイも見れないし竜崎先生にはバレてるし。
試験落としてまで至福の楽しみがないとはー!!エグエグ・・・」
「あっはっは。落ちないと思うがね。」
「先生にバレてるじゃないですかー。広まるのは時間の問題でしょう?」
「広めなるつもりはいがね。」
「うっそ。先生ってばそんなんで教師やってていいんですか?」
「なんならハメられたお礼にいい事をおしえてあげよう。」
「な…なんでしょう……ヤな予感が」
「あっはっは。その通りになるかもねぇ。手塚にはバラしてしまったよ。」
「……マズイっす」
それはマズイっす
あの神経質チャンプ国光様が許してなどくれるのか?
ここはトンズラ?
だめだ!帰り道がわからん!!
だーーどうすればいいんだぁ
今日はもう昼飯を食いっぱぐれるだろうなぁ
もしかして家まで追い出されてしまうかも?
まさかな・・・・・助けておばさまぁいやぁ〜っ!!

頭をかかえているに国光が寄ってきた
それはもう眉間の皺を寄せて
怖いよぅ
「何をしている。」
そんなトーンの低い声でしゃべらないでくださいいいぃぃ
「あっはっは。ハメられたお礼だよ。」
竜崎先生そんなにさらっと言わないで下さいよ
こちとらこれからが恐いんですって
お説教モードに入るとむちゃ長いんですよ
先生知らないんですか
あれは国光の特技”絶対零度”ですって
話をするわけでもないのにお説教されてるんですよ
「先生にお叱りをうけましたよ。はい」
「それでなぜあんなことしてたんだ。」
うわぁ〜やっぱりそれを聞くんですね
ほんとのこといったらどうなるかな・・・・・?
だめだ!家にかえれなくなったらおしまいだっ!!
「いやぁ〜ぜんぜん解けなくて。」
ここは堂々とするしかない!
これで見逃してくれっ
絶対零度だけはやめてくれ!!
「昼飯を早く食べたかったんっだって聞いたけどなぁ。あっはっは。」
隣でなにを言ってるんです!!
家に帰れなくなったら先生の家まであとつけますよっ!
おのれ……昼飯タイムが無いからってたしかにさっき言ったけどっ!
ここはひたすら謝るしかないっ!!
「ゴメンナサイ国光様〜。ゆるしてぇ。おうちから追い出さないでぇ」
おっ。反応ありっ!
「グラウンド10周は・・・・・・・」
「行かせていただきますっ!」
ここはもう即答だよ
そんなんで許してくれるなら
昼飯が食べれるなら
10周でも20周でもするするっ
ドピューんっ

「グラウンド10周は多いか先生に聞こうとしたのですが・・・・・。」
「あっはっは。もう行っちゃったねぇ。」



・・・・・・・・・・・・・あー疲れる。これって運動不足のせいだよなぁ。
・・・・・・・・・・・・・まずいよ。体力なくなってるよ。
・・・・・・・・・・・・・それもそうか。半年もブランクあるんだっけ。

「おー、 はずいぶん素直だねぇ。あっはっは。」
「すこし多すぎましたか?」
俺は部活で体力つけてるから10周くらい平気だが
にとっては多いかもしれないな。
「まあいいだろ。疲れてはいるがヘトヘトってほどじゃない」
「もともと体力はありそうですが。」
思ったより体力があるな
5周くらいで倒れるかと思ったが
乾に話してみたら必ず興味をもつだろう
「それにしてもずいぶん家を追い出されるのが嫌みたいだなぁ」
「そのようですね」
追い出されたくなくてあんなに走っているのか?
俺にはそんな権限ないぞ
連れてきたのは母さんだ
「今日試験であんな真似をしたのは、テニスが見たかっただけらしいぞ。」
「……テニスですか?」
「おや、あの子がテニスを好きな事知らなかったのかい?」
「つい最近知り合ったばかりですから……」
本当につい最近だな
昨日だからな
知るわけがないだろう
しかしあいつがテニスが好きだとはな
荷物のなかにテニスの道具はなかったぞ
では見るのが好きだということか
は手塚を友達だと断言していたがな。
知り合ったばかりなら好きなものを知らんでもあたりまえか。
だが知り合ったばかりで言いきるとはあいつは珍しいやつだな。」
「ともだちか………」
友達というより家族なんじゃないのか?
同じ家だしな
家族だとしたら姉さんか妹になるわけか
嫌ではないがどちらもあんまり考えたくはないな
あいつがそういうならそうしておこう
「どっちにしろ、おまえがあの子と仲がいいのは見てわかるよ。」
「普通ですが」
たしかにただの知り合いじゃないな、居候だしな
わけのわからない質問をされて説教するくらいだからな
「そうかい?あの子といると手塚はいつもより柔らかい感じがするけどね。
これからはファンクラブに気をつけることだよ。」
「なぜですか?」
「おいおい。 も女の子だよ。ファンにとっては女友達は邪魔なだけさ。」
「そういうものなんですか?」
ただの友達だろう?
なぜ邪魔に思うんだ
俺には全く理解できないぞ
それにどうすればいいのかも見当がつかない
ファンクラブか・・・・・よくわからんがめんどうだ
「そろそろ自分が人気があることに自覚したらどうなんだい?」
そういわれても自覚したからどうにかなる問題か?
だいたいファンクラブなんて噂に聞くだけで会ったこともないぞ
その会長とやらに一度でもお目にかかりたいもんだ
「・・・・・・・・」
それよりあの子、気になるね
手塚にテニスが見たかったと言わなかったし
テニス好きとも言ってないとはな
あの様子じゃかなりのテニス好きだろうな
なぜかは知らんがなにか理由があるんだろう
もしかしたら見るだけじゃなくてやるのも好きかもねぇ
ますますおもしろくなりそうだ




はあぁ・・・・・・マジ疲れたぁ。
10周ってけっこうくるもんですねぇ・・・・・・
まだ6周・・・・まだ半分もあるよ
「グラウンド20周!」
えーっ!まじっすかぁ
ここまできてそれはないよなあー
って思ってたら、国光の声じゃなかった。
だったらどこのどいつだ!
わたしにそんな命令をするやつはノしてやる!!
「ニャーッ!!」
と叫びながら走ってる男の子後方に発見
なんだあれは!
全速力だ!!
そうか彼も走らされているのか
私だけじゃないのか、ラッキー
一人で走るのも結構つまらないからちょっと遊びにいってみよう

スローダウンして彼が追いつくのを待つ
一緒に走ろうって声をかけた
「いいよ。ところでなんで走ってるニャ?」
「あー。罰ゲーム」
「僕、菊丸英二。えーじって呼んで。」
「わたし 。よろしくー」
「なんで私服着てるの?」
「たぶんこの学校に転入する予定。」
「あと何周?」
「あー忘れた。5周くらい」
気合だ気合!成せば為るっ!!
「いいニャー20周なんて詐欺だよ横暴にゃっ!」
「あーならさっさと終わってしまうランニングあっちむいてホイしよう。」
「いいよ。やるニャー。でもどうやるにゃ〜」
ノリノリだねぇ
とやったらマジ死にそうになったっけ
あはは
結構つらいんだよね、大声出す分
大勢居た方がもっと面白いんだけどなぁ
「わたしが1から8まで数えたら、英二もそのあと1から8まで数えてよ。」
「そしたらあっちむいてほい。走りながらだからね。」
「負けたらうさぎ跳び!」
じゃーいくよー


―――ゼー、ゼー、腹いてぇ。英二生きてる・・・?
もう走れない。
国光〜終わったぁ・・・・・・腹減ったぁ・・・・・・
手塚の眉間の皺はなくなっていた
やたっ!怒ってないっ今がチャーンス!!
なんかいつもより妙に優しい顔してるのは気のせいか
「く〜に〜み〜つ〜ぅ・・・・・・お腹すいたぁ。もううごけない」
走りすぎだ。」
「え〜・・・・・・何周走った?」
「16周。」
しまった忘れてた
止めてくれてもいいじゃんか
しかしいまいち悪い気はしないな
久しぶりに体動かしたからかな
「エージ・・・・・・生きてる?」
「あれぇ・・・・・・手塚ぁもう俺ダメ。ちゃん強すぎ。」
「エージ負けすぎ。」

「み……水ぅ」
ここに がいたら石とかひっくり返してそのネタふるっっ!て
バカップル(コンビ?)本領発揮するのに・・・
おしいなぁ
こんなとき がいないのは痛いなぁ
ふと英二を見たら目が合った
どうやら同じネタについて考えてたらしい
それで、わたしも英二も大爆笑
なのに腹を押さえて声小さっ!

国光にタオルを借りてやっと落ち着いてきた。
二人ともまだ動けない
さっき英二が手塚って呼んでたな
国光が英二の近くにいるのに違和感を感じなかったのでちょっと聞いてみる
「国光と英二って友達?」
「英二もテニス部だ」
「じゃぁそこに居る人も?」
「大石だニャー」
おおっ!大石様ナイスッ!
いいところに来たねって飲み物プリーズ!
です。大石さんはじめましてよろしく。飲み物ない?」
大石ってば飲み物持ってないの〜
そんな殺生なっ
声あげたかったが気力が足りない
あう〜こんなときは気合だ気合
「みんなで昼食べよう。そのまえに水。水飲場まで国光ヘルプ!」

――うぅー、足がかくかくいってる〜
「・・・・・・年かな?」
「ただの運動不足だ」
はっきり言うねぇ
ただもんじゃないね
あなたというひとは
運動しないと体って怠けるんだな
とりあえず走りこみから?
体力ほしいな
新聞配達とかどうだろ
あれ?でも朝早すぎ!却下
そういえば今日朝食べてきてないんだった
「ところで今日って弁当なの?」
「ああ」
食べ物のこと考えてると元気がでてきたよ私
「取りに行こう!さてどこで食べるよ。任せるよ」




結局コート裏の芝生に決定
「ここはなにげにいい場所だ。学校生活昼寝場所決定だね。」
さんはこの学校に入るの?」
「来週からかなぁ。」
「まだ試験の結果はでてないだろう?」
「そんな堅い事いいっこなしです。これはもう決定打だよ。国光」
「まぁ受かるといいな。」
本気でそう思ってなどないって顔に書いてあるんだけどな。
「そこふたりとも。なに固まっているんだい?」
「手塚を名前で呼ぶ女の子はじめてみたニャー。」
「そうそう。仲良く会話してるのなんてないからね。」
ん?何の話かはわからぬが・・・・・・
国光に皺ができてるし
とりあえずここは言っておかなきゃな
「英二に秀一郎!君たちはいまひどく失礼なことを言ったのがわかるかい?」
ちょいと力説ぎみにしてみた
ちょっと二人固まっちゃったよ
どうする国光?
もういい。俺は気にしてないから落ち着け」
「全然よくないのだよ、国光。
 国光は宇宙人でもかまわないかもしれないが私はよくないのだよ。
 なにがいいたいのかって聞きたい顔をしているな。
 その台詞はまるで私が女の子ではないと宣言されているような気にさせるのだ。
 まさに酷い仕打ちだわ!!というわけでだね。
 そのセリフはどっからきているのかはじめから説明してくれないかい?
 さあ吐きたまえ。英二に秀一郎。」


・・・・・・・・・・・つまりだ
「モテモテだけど無表情で無愛想だから、女の子と話が続かないってこと?」
「俺は迷惑だと思っている。」
はっきりいって謎
たしかに端整なつくりはしてるけどそこまで珍しくないし
結構表情かわるし
笑ったりとかするしやさしい顔もするけどな
どこまでが真実なんだろう・・・・・・
「謎だな。なぜそんなやつがモテるんだ。国光それは普通ハッピーだぞ?」
おかしいぞ
絶対変だぞ
もういいや
こんなバカばなし聞いてられない
まるでバカップルののろけ話に聞こえてきた
「困ってるのはこいつらも一緒だぞ。」
なにぃ!おまえらもモテモテなのか
それでハッピーにはならんのか
贅沢なやつらめ
もう知らんもう知るか
こんなのろけ話は聞く気にならん
もモテモテじゃないのかにゃー?」
なぜ私に話を振るのだ英二君
モテモテねぇ・・・・・
見た目は悪くないハズだけど
「………びみょー……」
「「……クックック……」」
なぜそこで笑う
なにかおかしいのか、私
国光ひとりだけ笑ってないぞ
まぁいい
ほんとに微妙だからそれしか言い様がない
ちゃん、なんで微妙なの?」
「PASS!」
「ずるいニャー、聞きたい〜」
「PASSだPASS。」
「一人だけ逃げるとはずるいな。」
「俺も聞きたい。」
なしてみんなでわたしを責めるのだ
合唱はやめてくれ


「わかったから、絶対笑うなよ」
「「「OK」」」
「まず第1に同性に好かれる。<憧れ?>
 第2におじサマに好かれる。<ロリ?>
 第3に知らない人に好かれる。<ナンパ?>
 どれもわけわかんないやつらばっかし!!」

ひいてるひいてる
みんな帰ってこ〜い
たしかに微妙だね、うん
あ、お帰り
ったくあんたたちはいいわよね
そうやって自分はモテテルって自覚できて
ってなんでこんなに容姿がいいのに、こんなめに合うんだ〜
この学校にきてもやっぱりそこらへんは変わらないのかな
ちょっと期待してみる
実際にコクられたら速攻断るけどさ
一度くらいは経験してみたいわ
って、犠牲者がかわいそうだな
やっぱこのままがいいのかもなー
「ほんとに微妙なんだにゃー」
うん。おぬしもそう思うだろう?
ちゃん綺麗なのにな・・・」
「そうなの?」
綺麗だニャ。それに面白いし。」
「あんまり嬉しくないな。」
「なぜだ」
「だって綺麗より可愛いっていう言葉のほうが心がこもってそうだわ。」
そういえば のやつも、あんたは綺麗なんだから騙されて
変てこりんな人に連いてかないようにってしつこかたっけ
あれ本気で言ってたんだ・・・・・・
あいつは可愛いよな
うやらましいぞ親友め
「そうかもしれないね。でもモテるかどうかは性格じゃないかな?」
おーい秀一郎君
あっさりとひどいことをいってくれるね
ここは悩み相談室か?
「手塚はどう思う?僕は綺麗ですこし可愛いと思うよ。」
「よくわからんが綺麗な部類だろう。」
はすっごく綺麗で可愛いにゃ〜。」
どすっ!抱き着いてきた
タックルみたいな抱きつきかただな
いつまでしがみついてるんだろう
……まあいい……ほっとこう
「英二、に迷惑だよ。」
迷惑じゃないが……ちょっと重い
これって迷惑ってことか?
嫌じゃないけど
しばらくすると大石が菊丸をひっぺがした

手塚国光は一人考えていた

綺麗かと聞かれればたしかには綺麗だろう
端整な顔立ちをしているからな
だが可愛いというのは難しい言葉だな
小さい子はたしかに可愛い
犬とか猫とかもたしかに可愛い
しかし同年代にそう思ったことはないな
なぜ皆可愛いと言えるのだろう
ただの社交辞令か?
いやこの場合は違うだろう
綺麗のような気はするが可愛いとは思わないな



部活何に入るニャ?」
「・・・・・・・・」
ピクッ
は少し動揺しているようだ
「部活やらないの?」
「ええっと……考え中」
「なんでぇ〜?」
はテニスが好きだと聞いたが。」
ピクッ
あーどういえばいいかなぁ
やりたくてもテニスできないって言ったら同情するよなぁ
できることはできるんだけど
それに暗くなりそうだな
秀一郎なんてドつぼにはまりそうだわ
せっかく盛り上がっておいしい食事会してるのに
なんとかごまかせんもんかなぁ
ってばテニス好きなのにゃ?」
「それならテニス部に入りなよ」
「ん……テニスはかなり好きだけどね。他にも好きなものがあるんだよ。」
「何好きなの?」
「ダンス。テニスとダンスどっちも好き。」
こう言っとけば問題ないかなぁ。
「ダンスの部活なんてないよ?テニス部入るしかないニャ。」
が少し困った顔をすると大石はフォローした。
「もう2年だしね。 もじっくり考えればいいさ。」
「ん……そうさね。ありがと」


手塚国光はその場の雰囲気の奇妙で微妙な違和感を感知した。
国光流シックスセンスを駆使しても結局何なのかわからなかった。
なにか言いたそうな気配をしていたが結局口にだすことはしなかった。
そして翌日、学校からの試験合格の知らせが届いた。



次行ってみよー



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