第八話 ラブレターからはじまったハズ



それで結局HRまで屋上でさぼってしまった


HRがおわったとたんにまた集まりだす
さっきの時間で話がおわってなかったらしい
5人組の1人欠けてるバカ集団


かなり変な集団だけどそれぞれ個性があって頼もしい
ここにノリノリ人間が3人いる
残る1人は母的存在、これマザー
ちなみに足りないのはリーダー




今日は部活があるそうな
は帰ろうとしたけれど
つかまってしまって拉致られた
どうやらお昼と逆サイド
そのまま部活へ連行中
「うっきー。はなせー」
「ダメニャー。いくのだー。」
「これはいくしかないよね。」
「ノートの中身知りたくない?」
「「「!知りたい!」」」
リーダーがいないのでまとめるのはマザー
話が変な方向にいっても修正する人も無し
それはそれで楽しむのが吉だろう


ってことで部活に行くこと決定
すると途中で部長に遭遇
顔見たとたんに英二・周助・秀一郎が順に笑ってる
部長は訝しげな顔をみせたけど私に聞きたいことがあるんだって
あら偶然、私も聞きたいことあるんだよね
「部長って何で落ち込んでるんですか?」
「落ち込んでる?」
「そりゃもう沈んでるとかヘコんでるとか言ってましたよ。」
「誰が?」
「知らない女の人。私のせいだとか言われました。」
「へえー。」
「はっきりいってヘコんでませんね。」
「まぁ負けたのは悔しいけどな。」
「やっぱりヘコんでないね。」
落ち込んでる片鱗すらないじゃん
あの女の子一体なんだったんだろうなぁ〜
「それでな。おまえ俺に勝っただろ?」
「一応。」
「だからジャージやる。」
「誰の?」
「おまえの。」
「ありがたく貰うよ。」
俺のジャージって言われたらどうしようかと思ったよ
「で注文するからおまえのサイズが必要なんだ。」
「M。」
「あー・・・・・・これ特注なんだな。女性用は初だから。で、おまえのサイズ・・・・・・」
「M。」
「///・・・やっぱ俺言えない。この先は手塚から聞いてくれ。」
「わかった。」
「あと、おまえコーチの件引き受けるのか?」
「考え中です。」
「どっちにしろたまには顔だせよ。おまえはコートの出入り自由だからな。
だからコーチするもしないも自由。練習参加もレギュラー参加も自由な。
でも大会だけは必ず来いってこれ命令な。」
「なぜです?」
「俺がそう思うから。あと竜崎先生も言ってた。それじゃあな。」
そう言い残して優雅に(?)去っていく


なんだかなぁー
部長がいなくなってから秀一郎が話はじめた
「妙な会話になってたね。」
「そうね。」
「部長、顔赤かったよん」
「部長なんだったんだろうね。」
「それを私も知りたいわ。」
大会だけ来いってとりあえずわけわかんない
レギュラー参加も自由って?
それって部長のレギュラーの座を奪取しろ?
それとも部長になれ?とか?
「僕はそれよりノートのほうが知りたいな。」
「そうニャー」
「僕もそうだよ。」
「そりゃそうね。」





一方、手塚国光は考えていた
-----回想シーン-----
「頼むよ、なー手塚ぁ。」
「困ります。」
困るんだ
本当に俺は困っている
なぜなら部長がしつこいからだ
近年稀に見ないほど皺が寄っているはずだろう
「だって知らない人に言われるよりか知ってるやつのほうがいいだろ〜?」
「なぜ俺なんです?」
「そりゃおまえが一番仲がいいって聞いたからさ〜」
「どこから聞いてきたんですか。」
あいつは速攻誰とでも仲がいいんですが
「頼むって。だって不二に頼んだらおおごとになりそうだろ?」
「・・・・・・」
何が起こるかわからないな
それもかなりの確率で
「菊丸じゃペラペラしゃべっちゃうし、大石ははっきり言えないし。」
「・・・・・・」
ああ、確かにそういうところがある
正確に的を得ているな
テニスもそうだといいのだが
「河村は鼻血もんだし、乾じゃノートにかきまくりだし。」
「・・・・・・」
なぜ鼻血?
乾のノートは何が書かれているんだろうな
「じゃぁ・・・・・これ部長命令な。」
「わかりました。」
「すまん。ふがいない俺を許してくれ〜」
はぁ・・・・・
妙な事を頼まれてしまった
小さいころから母さんに叩きこまれているんだがな





そして国光のいないバカ集団はこんなことをやっていた

「で?乾は今日来るの?」
「いるはずだよんv」
「どうやってノート手に入れようか。」
「見せてって言えばいいんじゃないの?」
「あの乾が見せてくれると思うかい?」
「どうかにゃー?」
「はっきりいってむりだね。」
「おいおい、そんなに無理なことなの?」
「あのね、乾ってデータ集めが趣味なんだ。」
「それはタカさんとやらに聞いたよ。」
「本職はテニスのデータ集めなんだけど、それ僕ら見たことないんだよ。」
「一度も?」
「見してくれないんだよう」
「そうそう。触れた事もないんだ。」
「じゃぁバレナイようにしなくちゃいけないのね。」
「いままで何度かチャレンジしてみたけどね。」
「そんなに手強いの?」
「うん。かなりやりずらい相手だね。」


(乾のノート・乾のノート・乾のノート・乾のノート♪)
4人が4人とも同じ事を考えている。
なんとかして乾のノートを手に入れるぞ大作戦!

作戦会議中・・・・・・・・

「やっぱり僕らじゃバレるんよね・・・」
「なに?私がそれやるわけ?」
「ダメなの?」
しかいないよ。」
「うえ〜〜。」
「やっぱりダメかい?」
「なんか母さんに頼まれてる感じがしてきたよ。」
「じゃぁ決まりだね。」
「ラジャッ!」





「「ぶちょ〜」」
「「ぶちょ〜と副のぶちょ〜」」
「「ぶちょ〜」」
「なんだしつこい。」
「今日はちょっと気になることがあるんで、乾に試合させたいんですけど。」
「乾VS河村で。」
「わかった。乾に河村ちょっとこっち来い。」
「じゃ。あとよろしく〜」


「さあ、今のうちだね。フフフッ」
「周助、あんた声に出して笑うと怖いよ。」
気にならないの?」
「なってるってばさ。」
「あ、はじまったね。」
「こっちもはじめるか」
がさゴソがさゴソ・・・・・
乾のかばんをあさる
「あったにゃ〜」
「しぃ〜〜〜!」
、これかい?」
「サイズ違うよ。たしかB4。」
「じゃぁこれかな?」
「色違うよ。青だった。」
「だったらこっちニャ?」
「違うみたい。ちゃんとデートノートって書いてないし。」
「え?表紙にそんな大きく書いてあるの?」
「うん。それはもう大きく。」
「んー、ここにはもうないねー。」
「じゃぁロッカーかな?」
「なら部室へGOにゃ。」


途中で手塚国光に遭遇
「おまえたち何をしている。」
顔見たとたんに英二・周助・秀一郎が順に笑いだす
でも堪える
ククク・・・
「今は笑ってる場合じゃないわね。」
「そうだね。」
「ご、ごめん。我慢できなくて・・・」
「国光いいところに来たわね。これから・・・」
フグッ
周助?
周助の手がの口を塞いでいる
「なんでもないよ、手塚。遅れてきたんだから部長に挨拶してきたら?」
「そうだな。、あとで話がある。」
スタスタスタ・・・・


「ちょっと何?周助。」
「何じゃないよ、。手塚にバラしたら計画だいなしだよ。」
「なんで?」
「だって考えてもみてごらんよ。あいつがそんなこと許すと思う?」
「それもそうだな。」
「不二凄いニャ。」
「そういえばそうね。でも見張りだれが立つ?」
「そうだなぁ。じゃあ僕は見張るよ。でも抜け駆けは許さないよ。
忘れずに僕にもちゃんと見せてね。」




カチャッ
不二を見張りに立て大石・菊丸・の三人は部室に入る
「お邪魔しま〜す。」
。こんなときに挨拶しなくてもいいよ。」
「だって誰かいたらどうするのよ。」
、頭いいにゃ〜。」
「えへっ。でしょでしょ〜。」
そんな問題ではないと思うが
「いいから早く探そう。」
やっぱりまとめ役はマザー
「えーっとニャ、乾のロッカーここだと思うんだけどさ。」
「じゃあ行くよ。」
「アイアイサー。」
ガサゴソ・・・ガサゴソ・・・
「B4で青くてデートって書いてあるやつか・・・・・」
「あったかにゃ〜?」
「ううん。英二見当たらないよ。」
大きめのダンボール発見
なにやらノートとか写真とかラケットとか入っている
「こっちは?」
「なになに〜?」
ガザガザ・・・・バラバラ・・・・ドサドサッ・・・・
「んー、いろんニャの入ってる。」
「あ、コーラ発見。もらっとこう。これまだ冷たいし」
プシュッ、ゴクゴク・・・・
プハーッ、やっぱコーラはうまいっ
「英二、ロッカーにはないな。」
「そのダンボールかなり入ってるね。替わろうか?」
「んー、まだ平気ニャ」
「じゃー、コーラでも飲んでがんばれー。」
。それどこにあったんだい?」
「ここー」
秀一郎の問いにはイスを指す
そこにはジャージが置いてあった
「え?それ誰のジャージだい?」
「荒井って書いてある」
「一年生みたいだね。ならいいか。」
「ねーねー、、大石、ここにはないよー。」
「そっかー。お疲れ、英二。」
「じゃぁ不二を呼んでどうす・・・」
ガチャッ


部長と不二が現れた
「「「あ、ぶちょー」」」
部室は荒れ放題の散乱状態
しかもコーラまでのんでやがる
部活動中だというのに
「!!おまえら何やってんだ〜!!」
「グラウンド30週してこい!!」
「クスクス・・・」
「不二、おまえもだぞ!」
「・・・・・・・・」



「あ〜あ。失敗しちゃったね。」
「周助、見張りはどうしたのよ。みはりわぁ。」
「部長に見つかったらどうしようもないよ。」
「それはそうだけどなぁー。」
「20週は多いにゃー」
「でも乾のノート一体どこにあるんだろうね。」




次行ってみよー



あとがき

国光出番少ない・・・・・・
部長、サブキャラなのにがんばってるね
乾のノートはやっぱり見れない
荒井はこのあと「俺のコーラ〜!」と叫ぶでしょう


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