第11話 部長選挙騒動



ここにレギュラー全員が集まっている
もちろんを含めて談話中
ただいま部活中ではあるが


「部長はそろそろ引退だよね。」
「その後どうするかってそれが問題だよね。」
「基本的には誰がなってもいいと思うよ。」
「で、一年生が投票するんでしょ?」
「それがさ。そろいも揃って”誰でも一緒”っていうんだ。」
「だからさ、俺達どうする?」
「最低条件はレギュラーから。」
「うおっ。それ私入らないじゃん。」
はレギュラー自由だから範囲内だよ。」




投票結果
  • 普通の部活にしたい
  • たのしい
  • 他の学校から憧れるような部活がいい
  • めちゃ強い部活ならなんでもあり
  • レギュラーはぜってぇあきらめねぇ
  • 強くなりたいっす
  • 楽な部活がいい
  • グラウンドは走りたくない
  • おもしろい部活がいい
  • 玉拾いやめたい
  • 俺のコーラ飲まないで
  • 買いだしは自分達で行け
  • 竜崎先生おっかない
  • 男女混合にしてほしいなあ
  • モテたい
  • どーでもいいや
  • 今ので満足


    ねぇ、何これ?
    全然投票になってないね
    っていうかこれ部長は誰じゃなくてどんな部活がいい?でしょ
    誰?投票用紙配ったの?
    タカさん?じゃーしょうがないね
    態度がちがうにゃー
    いいじゃんタカさんいい人なんだから
    タカさんラケット握ると人変るよ
    どのくらい?
    このくらい。はい、元気の源
    うおっしゃ!バーニング!!
    あ、ほんとだ
    でしょ?
    っていうかうるさいからラケット奪って


    「いぬい、誰が部長になったらどんな部活になるか推論して」

    手塚・・・伝統通りでまったく面白みがない
    不二・・・見守ったままで威圧したりする
    菊丸・・・楽しい盛大っていうかうるさめかな
    大石・・・静かでほのぼのっていうより暗くなる
    河村・・・たぶん後輩に苛められておしまいだ
    乾・・・・・体力限界数値まで練習しまくり
    ・・謎っていうか面白くなるけど練習来てなさそう


    「ふーん。だから何って感じがするわね。」
    ここは直接聞いてみるしかないわね
    えーっと、いたいた桃ちゃん
    「桃ちゃ〜ん。」
    先輩なんすか?」
    「誰に部長やってほしい?」
    「え、部長ですか?」
    「うん。今の部長いなくなったら誰にしようかと思って」
    「その話題早すぎじゃないっすか?」
    「じゃあいなくなったら考えることにしようか。」
    「それは遅いんじゃないっすか?」
    「あー、そう?」
    「試してみるっていうのはどうですかね。」
    「それがいいわ!」




    お試し期間ってことでとりあえずやってみよう
    「じゃあまずは手塚からだね。」




    手塚の番
    「グラウンド10周だ。」
    「え〜!?」
    「もう〜?」
    「っていうかいつもとかわらないよ。」
    「規律を乱すものは許さん。」
    「いまさらだし。」
    「とばそう。」




    不二の番
    「そうだね。練習試合でもしようか。」
    「どことやるにゃ?」
    「僕と♪」
    「そ、それからどうなるの?」
    「僕は綺麗なものが好きなの知ってるよね。」
    「「うん」」
    「負けたら無様だから退部してもらおうか♪」
    ((ほとんど退部じゃん))
    「ダメなの?」
    「「「ダメにきまってる!」」」
    「なんだつまんないの。」
    「次行ってみよー。」




    菊丸
    「え、俺?そうだにゃ〜。大石どうすればいい?」
    「そ、そんなの聞くなよ。」
    「じゃー。まずは柔軟から」
    「普通だね。」
    「次はバク転できるようにしよーよん。」
    「いきなりなぜだ?」
    「アクロバティックになるためだよん。」
    「それはおまえだけだろう。」
    「残念無念また来週〜!」




    大石
    「みんな、何がいいかな?」
    「聞くな。」
    「そうだな。自分で考えなくちゃいけないな。」
    「それでどうする?」
    「あ、とっておきの練習方法があるよ。」
    「どんなの〜?」
    「ドキドキするね。」
    「竜崎先生を呼んでくればいいんだ。」
    「「「!やめてくれ!」」」




    河村
    「僕には無理だよ。」
    「ラケットどうぞ。」
    「うおっしゃ!バーニンッ!」
    「それでどうするんだ。」
    「てめえら全員素振りだぁあああ!!」
    「どう思う?」
    「ずっとこれ?」
    「つまんないね。」
    「じゃ無理だね。」
    「ラケット奪うぞ。」





    「そうだね。この練習めにゅーをやってもらおう。」
    ■ランニング10km
    「まずは体力だよ。」
    ■素振り100回
    「基本は大事だからね」
    ■腕立て伏せ・腹筋・背筋50回」
    「意外と少なめだよね。」
    「やりすぎは筋肉を傷めるからね。」
    ■懸垂50回
    「いきなり鉄棒?」
    「上腕筋を鍛えるのに効果あるんだ」
    ■スクワット50回
    「足腰鍛えるのには大腿筋だよ」
    「地味だよね。」
    「まずはランニングからやろうか。みんなこれつけて。」
    「なんだこれは?」
    「マスクをつけて高地トレーニング風にアレンジ。」
    「これって風邪ひいたときに使うやつだよね?」
    「そうそれ・・・・・みんなつけないとだめだよ。」
    「これつけて集団で走るの?」
    「いやだー!」
    「すごく恐いよ。」
    「乾が先頭で走ってる集団想像しちゃったよ。」
    「いっとくけどレギュラーはメニューの10倍だよ。」
    「できるかー!」
    「おにー!」
    「あくまー」
    「・・・・・」
    「やめない?この人。」
    「そうしようか。」





    「メンタルを鍛えよう♪」
    「それで何をすればいいんだ。」
    「会議しよう。」
    「何について話すんだい?」
    「テニス関連だよね。やっぱ。」
    「僕達テニス部だしにゃ。」
    「みんなの好きなテニスプレーヤーの話でもしよう。」
    「それいいねー。」
    「そんなのでメンタルが強くなるのか?」
    「やってみなきゃわからないわよ。」
    いいこと言うね♪」
    「とりあえず、お茶持ってきて。」
    「どうなってるんだ?」
    「もちろん座談会してるのよ。」
    「強くなる確率は3%だね。」
    「あんまり期待できそうにないね。」
    「あら他にも集中トレーニングとかしたほうがいいわよ。」
    「それはどうやるの?」
    「数独でも解く。」
    「数字キライにゃ〜!」
    「じゃあイメージトレーニング。」
    「強くなる確率どれくらいになった?」
    「んー、8%くらいだね。」
    「やっぱり期待できないね。」
    「他にはリラックストレーニング」
    「全部あわせて効果がないとはいえないな。」
    「テニスはしないのか?」
    「そんなのみんな自主練習でやれば?」
    「結局やらないみたいだよ。」
    「お茶まだ〜?」
    「僕、思うんだけど、が一番いいな♪」


    後輩が一斉に寄ってたかって群がって来た
    「「「!!手塚先輩で(が)いいです!!」」」



    次行ってみよー



    あとがき

    手塚国光が部長に決まった理由でした
    結局この日練習したのかな?




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