おにごっこ 2



「大石なら茶道室に行ったの見たよん♪」

英二の情報を当てにして達は茶道室へ向かう
英二と桃ちゃん薫ちゃんをひきつれて
茶道室にこそっと入って覗いてみるとたしかにそこに大石がいる
しかし!そこで大石はなんと生け花をやっていた
隣に女性を伴って


なんか邪魔できないねー
真剣っすよ
本気モードのオーラでてるよ
うわーちょーリアル
結構似合うもんっすね
声かけたら怒られるかな?
かいどー邪魔したくなんない?
・・・ダメっす
じゃぁ他の人でも探す?
「見つかっちゃったなぁ。」
はい?見つかっちゃったって表現間違ってるよ
見つかったのは私達っぽいけど
扉の影からこっそり見てたのにどうしてバレちゃったんだろう
「なんでみんなこんなとこでこそこそしてるんだい?」
あまりにも真剣だったから邪魔できなかったんだよね
「暇だから生け花やってたんだけど似合わないかな?」
「「「「ブンブンブンブン」」」」
みんなで”かいどー”状態
とりあえず似合ってると言いたいらしい
「そうかな?//・・・なんだか照れるな。」
ほんとに照れてるところが可愛らしいぞ秀一郎
めちゃくちゃ自然だったよ
空気に溶けこんでるくらい
「それよりなんで一年生がいるんだい?」
「誘ったらやるって。」
「君達の事部長に言ってないから戻ったほうがいいよ。」
「え〜つまんないっすよ〜。」
「しゅるしゅるしゅる・・・・・。」
「ほらほら、行った行った。」
桃ちゃんと薫ちゃんは強引に追い出されてしまった


「なー大石。生け花よくやんの?」
「なれた手つきだったよね。」
「そうでもないよ。ここで隠れてたら誘われて暇だったしやってみたんだ。」
「さっき一緒にいた人、知り合い?」
「いや全然知らないけど教えてもらったんだ。」
あの部屋すんごいほのぼのしてたわね
まるで森のなかのくまさんがヒナタぼっこ中
「それでも英二も鬼なんだね。」
「そうそうそろそろ本題に入ろう。」
「みんな見つからにゃいんだよう。」
「想像つかないっていうか。」
「どこらへん探したの?」
「調理室と職員室と教室全部。」
「まだ行ってないところにみんないるといいけど。」

大石秀一郎の予想
不二・・・保健室
手塚・・・図書室
河村・・・工作室

「そういえばまだ不二捕まってないの?」
「不二見たにゃん?」
「不二が”僕は隠れたりしないよ”って言ってたから。」
隠れたりしない!?
やっぱりかくれんぼだったのか
それにしてもどーゆーことにゃろめ
もしやお茶とかのんでくつろぎモード?



■不二周助を探そう
向かうは保健室
ちゃっかりベット使って休んでそう
「でも不二ってどこにでもいそうにゃんだけど。」
「たとえば今すぐうしろにいたりとか!」
サササッ
三人ともすごい勢いで振向いた
「ふう・・・・・・さすがにないわね。」
今少し安心したわ
どこからか望遠鏡とかで見られてるかもね
そんでもってあのクスクスッって・・・・
とりあえず行こう、今すぐ行こう、そのことには触れずに行こう
行ってみればみんな遅かったねのひとこと
なんでそんなに呑気なんだー
「周助っ!鬼ごっこでもかくれんぼでもないわこれっ!」
も食べる?」
「ベットの上で食べるなこら〜!・・・・・・でもこれおいしそうね。」
ベットの隣にある小さな机の上に饅頭が並んでいる
「あ、これ雷おこしじゃないかい?」
「ん〜おいしそうにゃぁ」
「これはの分だよ。甘いの好きそうだし取っておいたんだ。」
「「僕達には?」」
「こっちなら食べてもいいよ♪」
「ほんとほんと?不二大好っきん。」
「雷せんべいだね。」
「どうしたの?これ。」
「知らない女の子がおみやげですってくれたんだよ。」
「し、知らない子から食べ物もらって大丈夫かい?」
不二があまりに機嫌がよすぎるので実はこのせんべい辛口なんじゃ?と
大石はすこし気がかりになりなんとか勧められたものを辞退しようと思って
伏線を張るようにおそるおそる質問をした
が、はすでにソレを開けてパクつきはじめている
「あ、はもう食べてるにゃ〜よ。」
「気持ち悪いから捨てようと思ったんだけど毒味してくれたからもらったんだ。」
「す、すごいね。その子。」
その子もすごいけど、・・・それ辛くないかい?
大石はせんべいもその子の事も両方気になっていた
だがすぐに不二の機嫌がいい理由が面白い子のせいだと理解したので
大石は安心するとゆっくりせんべいに手をだした
うん、辛くない
そして残るきがかりはその女の子の事
毒見させたっていうのが気になる
「うん凄かったよ。好きなんですって一生懸命言ってたし。浅草好きなんだね。」
「それほど浅草好きなんて、逆にこっちがなんだか行きたくなる気にさせるわね。」
不二ももなにか見当違いな会話をしている
「ふじ、〜、それって告白ってやつなんじゃぁ〜。」
「カミングアウトってやつ?」
「そっか。、あれってカミングアウトのつもりだったんだね。」
見当違いな会話に菊丸がツッコミをいれるがどうやら修正できそうにない
「そ、それで不二はなんて答えたんだい?」
「えーと、嫌いじゃないと思うけど他の方が好きだなって受け取ったよ。」
「不二、その子、浅草好きなんて告白してないと思うよ。」
「きっとその子、不二を好きだっていいたかったんにゃ。」
「そっか。別にどっちでもいいや。そんなこと♪」
そう笑って答える不二を見ていて大石は胃が沈む感じを覚えた
ため息をついて英二を見ると頷いていた
((英二、さんざんだな。その子))
((だーね。大石、俺もそうおもうにゃ))




話が一段落ついたところでは本題に入る
「ところでさ、国光と乾とタカさんがまだ見つかってないんだけど。」
「手塚と乾は足長いからなぁ。どうするんだい?」
「乾を捕まえられるのは手塚くらいだよ。」
「あのコンパスくやしいにゃっ。」
「じゃあ乾の前に国光捕まえないと。」
「一番捕まえやすそうなのはタカさんだよね♪」



■河村隆を探そう
「ねぇ、秀一郎、なんでタカサン予想が工作室なの?」
「河村は結構手先が器用なんだ。調理室にいなかったら工作室だな。」
ところが工作室に着く前にタカサンを発見した
図書室の廊下でなぜかペコペコ謝っている
「たかさん、どうしたにゃ〜」
「いやぁ、すれちがいに肩がブツカっちゃって。」
「タカサン、捕まえたよ♪」
「あっ、あっ、ほんとだ。不二に捕まっちゃったよ。」
「終わるの待ってようと思ってたんだけどみんな捕まりそうにないからね。」
「手塚と乾がまだ捕まってないんだ。」
「タカサンも手伝ってね。」
「う、うん。もちろんだよ。」
「手塚の居場所しらにゃい?」
「あっ、手塚なら・・」
タカサンの視線が図書室の開いたドアのあたりを指している
そこにいた全員がそちらの方を向くと、図書室からなにくわぬ顔で出てきて
ドアの影を利用して立ち去ろうとしている人物を目撃した
「「「「「 あ 」」」」



■手塚国光を捕まえよう
その人物は手塚国光である
手塚が様子を見ようと振りかえればそこにいたメンバーの視線を浴びた
メンバーが手塚のあまりに自然な動きに呆然としているあいだに
当の人物は目が合った途端に舌打ちと共に踵を返し走り出す
「・・・・チッ・・・・。」
ピコーン・ピコーン・ピコーン・国光発見!
追跡開始!
げっ国光足はえー
舌打ちとともにめっさ逃げてるよ
さすが鬼ごっこを理解しているね
みんなかくれんぼだったのに
「このままじゃ追いつかないわよ。」
「僕に任せてよ♪」
「どうすんの?」
周助は何かを思いついたようだ
立ち止まって深く深呼吸をすると
「廊下は走っちゃいけませんっ!!」
「そんなんで・・・」
ああっ。止まるんかいっ
「手塚捕まえたよ〜♪」
「・・・・・・捕まったな。」



■乾を探そう
残るは乾だけである
周助の予想は実験室
実験室に行くと乾の姿はない
しかしテーブルには痕跡が残されていた
一枚の紙切れと使用済みのビーカー

部長から伝達

あまりにうるさいから

桃城と海堂追加な

あとは頼んだ

だってさ       nui




次行ってみよー





あとがき

Lv4UP!と菊丸英二は
大石秀一郎と不二周助と河村隆と手塚国光を捕まえた
捕まるのはやっ(涙)
っていうかこれ収拾つかなくなってきた(はぅ




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